今では様々なフードデリバリーサービスが存在していますが、その中で全国展開をしている1つのサービスが出前館です。
出前館は全国展開しているUberEatsやmenuの後を追うように業務委託制でギグワーカーでも仕事が受けれる様になりましたが、他のデリバリーサービスに負けじと商品半額WEEKや送料無料キャンペーンでユーザーを集めて、高額の報酬から配達員の囲い込みを行いました。
出前館の詳しいキャンペーンは別の記事でご紹介していますので、興味がある方は下記の記事をご覧ください。
【送料無料・対象商品半額】現在開催されている出前館のお得なキャンペーン内容まとめ
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そして、人気YouTuberを広告に起用して大々的な宣伝をしたことからユーザーはかなり増やす事に成功した様です。
しかし、2021年11月から2022年1月までのキャンペーンと広告が終わり、今後「出前館で稼働をして稼げるのか?」と不安になるギグワーカーの人もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
そこで今回は、キャンペーンが終わってから今後出前館はどうなるのかを個人的に考察してみましたのでご紹介していきます。
現在出前館で稼働されている方は参考程度に読んでいただければ幸いです。
出前館が大々的な広告やキャンペーンができたのは資金調達が出来たから
出前館が商品の半額にしたり送料を無料にするのをお店負担にする事は考えれず、注文を受ける度に赤字になるのは明確です。
更に、配達員に対して高額の報酬を支払う事を考えると急速な速度で赤字が進む事になります。
また、有名YouTuberを起用したPRや渋谷や新宿など大都心での広告には莫大な費用がかかっていると考えられます。
これらの膨大なお金を使う事ができたのはZHDなどから800億円の資金調達があったからこそでしょう。
今後の出前館がどうなるのかを考察
キャンペーンが終了して今後出前館がどの様な動きをするのかを順番に考察してみました。
- 同じ様な広告やキャンペーンは出さない可能性が高い
- キャンペーンが終了してユーザーは減る
- 報酬の引き下げはどこかで行われる
同じ様な広告やキャンペーンは出さない可能性が高い
元々出前館の戦略として、今回のキャンペーンや広告を打っても広告費の削減をして利益を上げていくと回答しています。
莫大な資金を調達できたからと言っても、今回のキャンペーンや広告でかなりの額の資金を使ったと思われるので、延長したり、再度同じ様なキャンペーンは出さないでしょう。
2022年2月現在では、1部のお店で送料無料キャンペーンを行っていますが、店舗数はかなり激減したキャンペーンとなっています。
キャンペーン終了してユーザーは減る
キャンペーン期間中は出前館がどの様なサービスであろうが、有名YouTuberの影響と価格の安さからユーザーを増やす事ができていました。
しかし、キャンペーンが終了するとユーザーを惹きつけていた要素が無くなるので、新規で利用していたユーザーのほとんどが離れると予想されます。
また、出前館で注文してから配達予想時刻は他のデリバリーサービスに比べるとかなり遅いので、他のサービスをユーザーは使うでしょう。
配達報酬の引き下げはどこかで行われる
最後に、デリバリーサービスはあくまで企業が運営しているので、どこかで利益を回収する為に報酬単価の引き下げを行います。
有名なところだとUberEatsなのですが、menuも距離料金に上限を設ける様になりました。
そして、出前館も例外ではなく利益を出さないと事業としては存続していけません。フードデリバリー界隈で最も報酬額が高いと言われていますが、他のサービスと同様に報酬額の引き下げがそろそろ行われてくるのでは無いかなと思っています。
出前館は他のデリバリーサービスと横並びで戦わないといけない
今後の出前館の動向として、適度なキャンペーンを打ちながら、送料を取って、利益を追求しながら他のデリバリーサービスと同様の戦い方をしなければならないでしょう。
こうなってくると、既存ユーザーが多いUberEatsとチェーン店の表示が少なく徐々にシェアを伸ばしているmenuにどう対抗してユーザーを獲得するかが問題になります。
配達員への報酬は依然業界トップではありますが、注文者がいなくては配達員も別のデリバリーサービスで稼働をする様になると思いますので、今後出前館がどの様に対応するのか動向に注目していきます。