現在UberEatsで配達をしていて、配達報酬額が300円という事に不満を抱えていないでしょうか?
今回は、UberEatsが配達報酬額を300円に設定する原因と今後の対策法について個人的な考察を紹介していきます。
UberEats配達報酬の現場
UberEatsは基本的に距離に応じて配達報酬を上げる仕組みになっていましたが、報酬計算方法の改正により今では「何故この配達報酬になるのか?」という点については完全に分からなくなっています。
新しい配達報酬制度が導入された5月からも、長距離配達や配達時間が長くなった場合はある程度の報酬を受け取る事ができましたが、半年が経過した現在では配達報酬額に大きな変化が見られる様になりました。
1配達300円が当たり前
以前は配達距離が4km以上だったり、配達予想時間が20分を超えた場合400円である事がありましたが、現在ではどんな距離でも所要予測時間が20分以上でも配達報酬が300円であることが当たり前になってきました。
自分にピックが来た際には、予測配達時間が26分の案件であったり、4km以上でも配達報酬額が300円と表示される事が当たり前でした。この様な配達はお客さんには申し訳ないと思うのですが、労働と割りに合わない為基本的にキャンセルをしています。
調整金が雀の涙程度
配達報酬額が300円だとしても、レストランの商品受け取り時間や予想配達時間より多く時間を要した場合に発生する調整金である程度報酬額が上がる可能性があるのですが、最近はこの調整金もほとんど期待ができなくなっています。
お昼のマクドナルドからピックを受けて20分程待って配達に向かったのですが、配達完了後の調整金は19円ほどでした。また、配達距離が3kmで配達予想時間が6分のピックを受けたのですが、勿論6分以内で配達が完了する訳もなく、当初の予測時間の倍以上である15分程で配達が完了しましたが、調整金は無く報酬額は300円と変化はありませんでした。
ピーク報酬で売り上げを上げるしかない
この様に300円の配達報酬しかないピックばかりで、調整金がほとんど付かない状態であれば、次にブースト報酬を期待するしかないのですが、ブースト報酬は基本報酬額に反映される仕様となっており、基本報酬額はかなり安く設定されている様なので、1.4倍のブーストエリア内であったとしても報酬額が300円を越える事がない様です。
なので、1件あたりの報酬額を上げるにはピーク報酬が付くエリア内で稼働するしかありません。
この様に考えると、UberEatsの1配達の報酬単価は300円〜450円が普通となり、別途クエスト報酬となります。
UberEats配達報酬300円が当たり前になる原因
何故こんなにも配達報酬が低くなったのか、個人的に考察してみた結果をご紹介します。
- 高単価でなくても配達員がいるため
- 過去の赤字を回収する為
- 問題ある配達員を他のフードデリバリーに送るため
高単価でなくても配達員がいるため
UberEatsはコロナが流行すると共に配達員が増えていき、簡単に稼げることから配達員が急増してきました。
この様な背景もあり、専業で配達をする人や副収入を得る目的など様々な人が自分に都合の良い時間や場所で稼働する人が沢山いる事によって、配達員には困らない状況になっているのでしょう。
その為、無理に高単価で報酬を出さなくても良いのだと判断したと思われます。
過去の赤字を回収する為
日本でUberEatsを運営している会社Uber Japan株式会社の決算を調べてみたのですが、コロナによる巣篭もり需要で会社自体は黒字というデータが上がっているのですが、親元であるUber Technologiesの損益計算書では総収入より営業費用の方が上まっており、全体的に見ると赤字の状態です。
日本だけを見ると、配達員の報酬を引き下げる必要はなさそうですが、会社全体の利益を確保する為にも、配達員の報酬を引き下げる必要があるのでしょう。
問題ある配達員を他のフードデリバリーに送るため
最も、個人的な予想なのですが、UberEatsはコロナウイルスが流行している時に、度々配達員の交通マナーの悪さや欠損した商品を渡すなどのニュースが出回っていました。
写真での本人確認やパスポートなど証明書の照合など強化しても、改善できる事は限度があったのか、今尚ニュースで取り上げられる事があります。
なので、配達料金を引き下げる事で悪質な配達をする人がUberEatsから離れてもらう為に行っているのかなと推測ができます。しかし、友達紹介制度はまだ行っていますし、優良ドライバーも離れる原因になるのでこの考えは確証があまり持てない考え方ではあります。
現場のUberEats配達から見た今後の対策
この様に、UberEatsでは様々な理由から稼ぎにくくなっているので、なんとか対策を取りたいと思っている人も多いでしょう。
ここからは現状できる売り上げを確保する為の対策についてご紹介していきます。
他のフードデリバリー サービスで配達をする
別のフードデリバリー サービスを専業として配達をする方法です。
現在では、UberEatsと同じくらいの国内フードデリバリー サービスとして知られている出前館やmenuやwoltなど様々なサービスがあります。
このフードデリバリーサービスの中でUberEatsの報酬単価は300円と1番低い傾向にあります(配達内容によって異なります)
それに比べて出前館の報酬は1配達あたりの報酬単価は東京の場合715円と一律ではありますが、かなり高額に設定されています。なので、今までと稼働時間を変えたくないけど売り上げが欲しいという方は検討するべきなのでしょう。
しかし、高単価のサービスはみんなが群がる可能性がありますので、「配達自体が出来ない」という状況に陥る可能性もあります。これは2020年の10月頃にUberEatsで起こった現象です。
永続的に稼げるかはわかりませんが、引き際は常に見る様にした方が良いのかもしれません。
配達回数を上げて引き続きUberEats配達を行う
UberEatsの配達報酬が減ったという事は、UberEatsの配達ができる機会が増える可能性が出てきます。
UberEatsは元々配達報酬以外に、自分で決めたクエストの配達回数をこなせば追加で報酬が受け取れる仕組みとなっています。
なので、今後配達回数が増えれば、より配達回数の多いクエストをクリアする事によって、売り上げの下幅はカバーできそうです。
フードデリバリー サービスで働くのを辞める
最後に、フードデリバリー サービス自体を辞める選択肢です。
フードデリバリーサービスは基本的に報酬がどんどん引き下げられる特徴があります。現在は、一人暮らしの人なら専業でも生活費は稼げますが、結婚して子供がいる人となるとかなりキツい生活を強いられる事が予想されます。
また、個人事業主という立場から、税金も全額自己負担しなければならないので、稼げば稼ぐほど出ていくお金も大きくなっていきます。
なので、正社員やフルタイムアルバイトなど雇用契約をして健康保険や所得税などを安くしながらも安定して給料が貰える場所で働く方が、お金の悩みは解消されるでしょう。